おしゃれでお手入れしやすいキッチンパネルとは? 素材の種類や特徴を解説
キッチンの壁を熱や自ら守るキッチンパネルは、耐火性・耐水性・お手入れのしやすさなどが重視されがちです。
また、キッチンパネルの素材や色合いによって、キッチン全体の印象が大きく変わるため、機能性だけでなく見た目にもこだわりたいところ。
そこで今回の記事では、キッチンパネルで人気の素材とそれぞれの特徴を解説します。
おしゃれなキッチンを作るためにも、キッチンパネルの選び方の参考にしてみてください。
目次
キッチンパネルとは? 代表的な4種類と特徴
キッチンパネルとは、キッチンの壁を水や熱から守るために使われる「壁面を覆うパネル」です。
コンロなどの熱を発する設備周りに貼られますが、シンクや調理台も含めてキッチン全体の壁に貼られることもあります。
キッチンパネルの代表的な材質は、ステンレス・アルミ・メラミン不燃化粧板・ホーローの4種類です。
ここからは、各種類の特徴を解説します。
ステンレス製のキッチンパネル
ステンレス製のキッチンパネルは耐火性と耐熱性に優れており、火力の強いコンロを使う「商業用の厨房」でも広く使われています。
多少の汚れは中性洗剤で簡単に落とせるなど、お手入れしやすいのも魅力です。
また、SUS430ステンレス材のものならマグネットがくっつくため、壁面にマグネットフックやマグネットバーを設置して壁面収納することができます。
デメリットは金属感のあるシルバーカラーのみとなっており、デザインや色のバリエーションがない点です。
アルミ製のキッチンパネル
アルミ製のキッチンパネルも、ステンレスと同様に耐火性や耐熱性に優れています。
しかし、ステンレス製に比べるとアルミの方が柔らかい金属なので傷つきやすく、使用やお手入れの状況によっては錆びてしまうこともあります。
見た目においてはステンレス製と同じシルバーカラーのみではありますが、ステンレスよりも光を反射しやすいため、キッチンを明るく演出してくれます。
メラミン化粧板製のキッチンパネル
メラミン化粧板は、メラミン樹脂で不燃材の表面を加工した素材で、耐久性や耐水性が高いという特徴があります。金属製やホーロー製に比べると安価で、マーブル調・木目調・タイル調などデザインが豊富です。
デメリットは、タイルやホーロー製に比べると見た目の高級感に欠ける点。また、経年劣化しやすいので、使用やお手入れの状況によっては変色や変形を起こしやすいです。
ホーロー製のキッチンパネル
ホーローのキッチンパネルは、金属の下地にガラス質の釉薬でコーティングしたもので、耐火性・耐久性・デザイン性を兼ね備えているのが魅力です。
ステンレス製同様にマグネットがくっつくため、壁面にキッチンツールなどを収納することもできます。
ただし、金属製やメラミン化粧板製に比べると高価な商品となるためご注意ください。
おしゃれなキッチンパネルの選び方
いろいろな素材のキッチンパネルが販売されており、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
お手入れのしやすさや機能性も大切ですが、現在はキッチンが家の中心にある間取りの人気が高く、おしゃれなキッチンが求められています。
ここからはデザイン性を重視した、おしゃれなキッチンパネルの選び方を紹介します。
プロの厨房のようなキッチンならステンレス製
プロの料理人が使う厨房のようなキッチンに仕上げたい方におすすめなのは、ステンレス製のキッチンパネルです。
ステンレスのワークトップと合わせれば、シャープでスタイリッシュなイメージのキッチンに仕上がります。
耐火性・耐熱性・耐水性に優れており、お手入れもしやすいため、お料理好きの方にぴったりなキッチンです。
デザインや色を選びたいならメラミン化粧板製
メラミン化粧板性のキッチンパネルは、デザインやカラーの豊富さが魅力です。
マーブル調・木目調・モザイクタイル調などからお好みのものを選べるので、個性的でおしゃれなキッチンを目指す方におすすめです。
おしゃれな壁面収納をしたいならステンレス製かホーロー製
キッチンには調理器具や調味料などの細々としたものが多く、スッキリと片付いたキッチンを保つのは難しいもの。
スッキリと片付いたおしゃれなキッチンを目指したい方におすすめなのは、マグネットを使った壁面収納ができるキッチンです。
ステンレス製やホーロー製のキッチンパネルはマグネットが使えるものがあるため、マグネット式のフックやバーを使ってキッチンをすっきりと片づけられます。
まとめ
プロ仕様のクールな金属製のキッチンパネルから、大理石やタイルモザイク柄のキッチンパネルまで、キッチンパネルは素材もデザインもさまざまです。
耐火性や耐水性などの機能面も大切ですが、キッチンパネルはキッチン全体の印象を大きく左右するので、デザイン性も重視しておしゃれなものを選びましょう。