和室とリビングを一体化するリフォーム 人気の3パターンと費用を解説
ひと昔前のマンションや建売の一戸建てでは、リビングに隣接して4.5畳や6畳の和室がある間取りが定番でしたが、最近のトレンドは広々としたリビング。
そこで、近年人気が高まっているのが、和室とリビングを一体化するリフォームです。
本記事では、和室とリビングを一体化するメリットや、人気のリフォームパターンを紹介します。
目次
和室とリビングを一体するメリットとは?
リビングに隣接している和室とリビングを一体化するには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここからは、和室とリビングを一体化することによって得られるメリットを紹介します。
一体化することで広々とした空間が作れる
和室とリビングの一体化の最大のメリットは、広々と開放感のある空間が作れることです。
10畳のリビングの隣に6畳の和室がある場合、和室とリビングを一体化することで16畳の広々とした空間が作れます。
リビングが広くなれば家族全員がゆったりと座れる大きなソファーが置けたり、ピアノが置けたりなど、レイアウトの幅も広がります。
リビングをおしゃれな空間にできる
築年数が古いマンションや一戸建ての和室は、ふすま、障子、壁材、吊り照明などが純和風なものが多く、リフォームせずに家具やカーペットなどで洋室っぽくおしゃれに見せようと思っても限界があります。
和室とリビングを一体化するリフォームで、古くなった内装を一新し、自分好みのおしゃれな空間にすることが可能です。
リフォームの費用効果が高い
和室とリビングを一体化するリフォームは、壁や襖を撤去したり床材を張替えたりするだけで可能なため、増築や水回りのリフォームと比べると比較的コストがかかりません。
しかし、家族が最も多くの時間を過ごすリビングをおしゃれに広々と作り変えることができるため、リフォーム後の満足度は高め。
比較的低予算でできるリフォームながら家族全員が恩恵を受けられる、費用効果の高いリフォームと言えるでしょう。
和室とリビングを一体化する方法は? 人気の3パターンをご紹介
和室とリビングを一体化すると言っても、いろいろなリフォームパターンがあります。
ここからは、人気の高い3つのパターンとその特徴を紹介します。
完全な洋室にする方法
和室とリビングの境を完全になくし、一つの大きなリビング空間にする方法です。
壁紙、床材、天井をリビングルームと統一し、和室だった空間も完全にリビングの一部となります。
家具の配置などの制約もなく、開放感があり広々としたリビングを作ることが可能です。
間仕切りを残す方法
和室の間仕切りを残しつつ、リビングの延長としてリフォームする方法です。
和室とリビングを隔てていた壁や襖は取り除き、普段はリビングと同じ空間として使用します。
収納式の間仕切りやロールカーテンなどを取り付けておけば、テレワークをする時や泊りの来客がある時は、個室として使うことが可能になります。
小上がり和室にする方法
リビングに隣接した和室の壁や襖を取り除き、小上がりの和室に作り変えるのも人気のリフォームです。
リビングに開放感を与えつつ、畳のエリアも残しておきたいご家庭におすすめです。
小上がりはお昼寝スペースや子供の遊び場として使用したり、冬はこたつを出したりなど、多目的に使用できます。
また、床下をは収納スペースとしても使えるので、子供のおもちゃや本などを収納して、リビング全体をすっきりと見せられるメリットもあります。
和室とリビングを一体化するリフォームの費用相場
お部屋のリフォームを検討している方にとって、最も気になるのがリフォームにかかる費用でしょう。
ここでは、和室とリビングを一体化する工事にかかる費用について詳しく解説します。
和室とリビングの一体化リフォームに必要な施工内容
和室とリビングを一体化するリフォームでは、間仕切りの撤去、壁工事、床工事、天井工事、照明の取り換え工事などが含まれます。
各工程の費用は、建材のグレードや施工範囲などによって大きく異なります。
費用相場
リビングに隣接する和室を撤去して完全に洋室化したり、和モダンなコーナーや小上がり和室に作り変えたりする費用の目安は30万~100万円です。
一般的に和室部分だけをリフォームしてリビングの雰囲気に寄せる場合では、施工範囲が限られるため費用が節約できます。
リビングサイドの壁紙、床材、照明などもリフォームする場合は、施工範囲が広くなるため費用が高くなりがちです。
まとめ
リビングと和室を一体化するリフォームは、家族全員が使える広々とした空間が手に入ると人気の高いリフォームです。
一繋がりの大きな空間にしたり、和モダンな空間や小上がり和室を作るなど、いろいろなリフォームが可能。
家族のニーズやライフスタイルに合わせて、家族にとって最適なリフォームを検討してみてください。