介護リフォームのメリットや、押さえたい改修ポイントを紹介します!
介護リフォーム(バリアフリー化)は介護が必要な方にはもちろん、介助する側にもメリットのあるリフォームです。今回は、介護リフォームのメリットや後悔しないリフォームのためのポイントを紹介します。手すりがなく移動に不自由を伴う場所や、膝の痛みなどで段差の昇降がしづらいなど、住宅の中で日常生活上支障を感じている方は、介護リフォーム・バリアフリー化を検討してみてください。
目次
介護リフォーム・バリアフリー化のメリット
お住まいを介護リフォーム・バリアフリー化するメリットを紹介します。
事故の予防
高齢になるとちょっとした段差でも、転落や転倒を起こしてしまう危険性があります。
バリアフリー化することで不安要素を解消し、事故を予防しましょう。
介助者の負担の軽減
介護とは、介助者がいるからこそ出来ることです。介助者の視点に立って、介助しやすい間取りや、掃除や料理などにおいてもスムーズに行える動線や、利便性を意識したリフォームは介助する側の心身の負担の軽減に繋がります。
高齢者や被介護者の生活の向上
介護リフォーム・バリアフリーによって高齢者や被介護者自身でできることが増えたり、行動範囲が広がったりすることにより生活の質が高まります。要介護の程度が低い場合は、介護リフォームにより自立した生活を送れることもあります。
介護リフォームの補助金
一定の条件を満たしていれば、介護保険制度を活用することで20万円を上限とした住宅改修費用の9割が支給されます。
該当している場合は補助金を活用して、お得にリフォームしましょう。
介護リフォームのポイント
具体的に、介護を意識したリフォームではどういったリフォームが必要なのか紹介します。
手すりを設置する
手すりがあることによって、出かけるときや帰宅時に玄関で座ったり立ったりする動作の際、または入浴の際、握りやすい位置で、自分の体重を支えることが出来るようになります。
階段に設置することによって、安全に昇り降りが出来るようになります。
手すりが途切れると先へ進みづらくなるため、廊下には長い距離をカバーする〝連続手すり〟と呼ばれる長いタイプのものを取り付けることをおすすめします。
具体例として、手すりでの生活動線の安全確保です。
歩行や昇降動作、立ち座り動作に不安がある場合に、少し支持物があると安心ではないでしょうか
介護者に応じた手すりの高さ、位置、長さが一番重要です
また、降りるときに利き手となるように設置します
介護者の状態によっては、両側に手すりを設置することもおすすめします
途切れることなく、常に一定の高さで平坦な廊下まで伸ばすことで、より安全性が確保出来ます
床の段差をなくす
車いす生活が必要となった場合でも、住み慣れた自宅での生活は可能ですが、その場合、自宅の改修工事やバリアフリー化などが必要です。
段差を解消するのが、介護用スロープの役割です
玄関ポーチから玄関までの間にある段差、または浴室やトイレの段差など、家にはさまざまな段差があります。
この段差を、介護用スロープによって解消することにより、車いすのままでの移動が可能となったり、筋肉の低下した高齢者でも段差をまたぐ必要がなくなったりと、歩行を容易にしてくれます。
スロープをあとからつける場合は、急な勾配にならないように、階段より長くスペースを取ることが必要となります。
また、敷居部分の段差や、浴室やトイレの※水返しのための段差をなくすことによって、つまずきなどの原因を解消することが出来ます。
※水返しとは、窓枠の外側や浴槽の淵など、いずれも水がかかる部分につけた傾斜のこと
床材の取り替え
浴室などはとても滑りやすいので、滑りにくい床材に替えることで転倒の恐れも解消出来ます。
畳間からフローリングに替えることで、寝たきりの予防、転倒予防といった身体機能の維持・向上だけでなく、日常生活そのものがイキイキと変わることが期待出来ます。
引き戸などへの扉の取り替え、または改善
軽く開閉しやすいドア本体の取り替え、トイレの入り口やお風呂のドア、玄関の開口幅を広くすることにより、出入りしやすくなります。
和式便器を洋式便器に交換
座ったり立ち上がったりの動作の負担を、減らすことが出来ます。
介護エレベータ―
個人宅に設置するエレベーターを、ホームエレベーターと呼びます。
もちろん、既存の住宅に介護リフォームで設置することも可能です。
高齢になって階段の昇り降りがつらくなってきた、病気や転倒などで車いす生活になった方々がエレベーターの設置を検討されています。
自宅が2階建ての場合は、階段対策も必要となるでしょう。
家族の介護を考えて、間取りの問題などで1階で介護することが困難な住宅など、2階より上で介護をする場合に介護エレベーターの設置リフォームは大変役立つでしょう
車いすは本体だけでも重さがあり、そこに乗っている人の体重もかかるので、人の力のみで階段を昇降するのはとても困難です
車いすで玄関の階段への昇降を簡単にするために、昇降機やスロープを活用することで、車いすでも自宅で快適な生活を送ることが出来ます
まとめ
介護リフォームのメリットとは、介護者の生活がしやすくなるということと、介助者のストレスを少しでも軽減すること現在の住宅事情では、標準でバリアフリー化されている住宅も多くなってきていますしかし、まだまだ昔からある住宅は、いざ介護が必要になってしまうと生活しづらいというのが現状です
介助者にとっても、介護リフォームすることは、とてもメリットが大きいのではないでしょうか?
千葉市>高齢者住宅改修費支援サービス事業
要介護(要支援)認定を受けている65歳以上の方で、病気、障害等に伴う身体機能の低下により日常生活上に支障があってお困りの方を対象に、手すりの設置や段差の解消など、住宅の改修工事を行うための費用を一部助成するサービス
◆対象工事
対象工事浴室、洗面所、便所、玄関、廊下、階段、台所、居室、屋外(玄関アプローチ)等
◆工事例
手すりの取り付け、段差の解消、床材の変更、引き戸等への扉の取り替え、和式便器を洋式便器に交換、階段昇降機の設置等
◆身体的に現に支障がある箇所の工事が対象です(助成金の対象とならない場合もありますので、ご注意ください)
弊社で施工可能です
ご興味、ご質問がございましたら、当社までご連絡ください
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